スマブラSPのファルコの立ち回りやコンボについて解説をして行きます。
スマブラSPのファルコの評価は?
ファルコは全ファイターの中でもトップクラスのジャンプ力を持ち、相手がどれだけ高い位置にいようが容赦なく追撃に行く事が可能です。相手からしてみれば「え、そんなとこまで届くの!?」と驚く事間違いなしでしょう。
コンボ力も桁違いで、試合の序盤~中盤はほぼコンボだけでも高火力を叩き出す事が可能です。コンボ始動技としては、上強攻撃や上投げから。ここから一気に叩き込み、相手とのダメージ差をガンガン離してしまいましょう。コンボから撃墜が狙えるのもファルコの強いところ。
ただ、逆を言えば上強攻撃や上投げを警戒している相手には技が通らない事も多く、ジリ貧になるとファルコにとっては分が悪くなってしまいます。いかに読み合いを通して、高火力コンボを稼げるかがファルコを使いこなす鍵となります。
とにかくコンボで試合を決めたい、そんな方にファルコは向いていると言えるでしょう。
このページはファルコの全技の解説となっています。より具体的なコンボや立ち回りを知りたい方は以下のページもご覧ください。
VIPマッチでのファルコの対戦動画となります。ファルコの立ち回りに悩んでいる方に何かヒントになる部分があれば幸いです。
弱攻撃~各種強攻撃
弱攻撃(ウイングチョップ→リバースチョップ→ジャイロカッター→フィニッシュキック)
チョップで攻撃後、ぐるぐる回転して最後に相手を蹴り飛ばす。百裂攻撃のジャイロカッター中は後ろにも判定があるように見えるが、実際は攻撃判定は無いので気を付けます。発生自体はファルコの技の中でもトップクラスなので、近距離で暴れたい時などに使っていきましょう。
ヒットしていればジャイロカッターまで繋げても良いです。ですが、相手にシールドを貼られているようであれば、弱2までで止めておいて連打をせず再び弱1で仕切り直す、掴みに切り替えて行けるなどをすると相手の反撃を貰いづらくなります。
横強攻撃(バードウィップ)
横方向へと長いリーチを持つ蹴りを繰り出します。リーチ、発生、後隙3拍子揃って優秀ですので、近距離での様子見などに置いていく使い方がおすすめです。ファルコは歩く速度が速いですので、後ろに歩きながら距離を微調整してバードウィップを振れば地上での堅い壁となってくれます。
相手にシールドを固められていても、先端付近で当てれば掴みも届かないので、間合いをよく見てけん制として振って行きましょう。
上強攻撃(フラップアッパー)
前側だけでなく後ろにいる相手にもフラップアッパーが当たりますので、自分がどちらを向いているのか分からない暴れとして非常に優秀。それでいて、発生・後隙も優秀で相手を上に浮かす事が出来、低%であれば上強攻撃→上強攻撃→通常空中攻撃に、中%程度であれば上強攻撃→上空中攻撃→後ろ空中攻撃のコンボが可能です。
ファルコが火力を稼ぐためには無くてはならない技ですので、試合序盤や中盤はこのフラップアッパーを上手く狙って行く事を意識していきましょう。回り込み回避から暴れの手段として使ってみたり、空中から透かし着地をして暴れて相手の行動に噛み合わせてみると刺さる場面は多いです。
下強攻撃(テイルカッター)
横強攻撃と比べてリーチ、後隙は長いものの、ダメージに関しては約2倍あります。安定を取りたいなら横強攻撃、リターンを望むのであれば下強攻撃と言った感じに使い分けて行きましょう。
相手のダメージが低い内であれば、下強攻撃→前空中攻撃がコンボになりますので、近距離から露骨に仕掛けてみても良いかもしれません。
ダッシュ攻撃~各種スマッシュ攻撃
ダッシュ攻撃(ジャンプサイドキック)
蹴りで相手に突っ込んでいく技。リーチが長く発生も良い特徴を活かし、主に相手への着地狩りとして使っていくのが一般的です。当たっても特にコンボに繋がるリターンも見込めないため、地上の相手に積極的に狙いに行くのはあまりおすすめではありません。
地上の相手に使う場面としては、小ジャンプから降り空中攻撃を出してきたタイミングで差し込むなどに。降り空中攻撃を多用してくる相手にはジャンプサイドキックで崩していきましょう。
横スマッシュ攻撃(ウイングエッジ)
素早く真横にチョップを繰り出す。一応先端にも攻撃判定はあるものの吹っ飛びは弱いため、ウイングエッジを繰り出すのであれば相手と重なるタイミングを読んで密着状態で使います。
おもむろにぶっ放しても当たる時は当たりますが、おすすめの使いどころとしては後ろ向きに歩いて間合い管理をしながら狙う方法。相手が焦ってダッシュ掴みやダッシュ攻撃を繰り出してきた時が狙い目。技の後隙を横スマッシュ攻撃で狩ってみましょう。
崖際で当たれば凄い勢いで飛んでいくので、相手のダメージが100%未満でも撃墜を狙って行けます。ホールド中は身体をのけ反らせるため、相手の攻撃をかわしながら狙いに行けるのもファルコのこの技の強いところ。
上スマッシュ攻撃(ダブルサマーソルトキック)
2段ヒット技。前方の相手だけでなく、後ろにいる場合でも命中します。基本的には相手の着地点を読んで、撃墜を狙うのが主な使い方となります。100%を超えたダメージの相手に対して、1点読みで上スマッシュ攻撃を狙っていきましょう。
持続もそれなりにあるため、ドンピシャのタイミングで合わせられなくても当たる事は多いです。
下スマッシュ攻撃(グラウンドキック)
開脚をして前後にいる相手に同時に攻撃。地上で立ち回りとして取り入れていくのであれば、回避が多い相手に対するけん制として。前後同時攻撃なので、自分が狙ったタイミングで技を打てるのもグラウンドキックの強いところ。
その他、崖に掴まりっぱなしで無敵が切れてしまった相手を吹っ飛ばす手段としても使えます。吹っ飛ぶベクトルも優秀なので、時々狙って崖に対するリスクを付けて行きます。
各種空中攻撃
通常空中攻撃(スピニングファルコチョップ)
多段技であるため巻き込み性能はかなり高め。地上の立ち回りとしてガンガン使っていく事が出来、特におすすめな使い方は小ジャンプから相手に突っ込んでいくもの。途中でシールドが解かれればが当たりますし、着地後に弱攻撃で暴れる、掴みで崩しに行くなど、基本ファルコ側が有利な読み合いに持っていきやすいです。
降りながらスピニングファルコチョップがヒットすれば、そこから弱攻撃はもちろんの事、コンボの起点となる上強攻撃もコンボとして繋がります。相手への差し込み技として非常に優れているため、ステップなどで上手く間合い管理をしながら小ジャンプから狙って行きましょう。
前空中攻撃(ビークドリル)
こちらも多段ヒット技で、空中ニュートラル攻撃同様に差し込みとして非常に使いやすい。ビークドリルは1回の攻撃で7回ヒットする性能がありますので、シールドが削れていたり掴みを警戒しているような相手には刺さる事が多いです。
仮にシールドを貼られてしまったとしても、急降下を入れてタイミングをずらしたり、相手の後ろ側にめくるように着地をすれば反撃を取られにくいのもビークドリルの強いポイント。通常空中攻撃と組み合わせて、地上から相手を崩していきましょう。
また、その持続から復帰阻止としてもかなり使えます。どれか1段でもヒットすれば、よほど急降下を入れていない限りは最終段まで繋がり、そのまま吹っ飛ばす事が出来ます。主にステージのラインよりも下にいる相手に積極的に打っていく意識を。
後ろ空中攻撃(リバーススピンキック)
ピンポイントで相手を捉える事が出来れば、物凄い勢いで吹っ飛ばす事が出来ます。並のファイターの溜め無しスマッシュ攻撃程度の吹っ飛ばし力がありますので、崖際で当てれば早期撃墜も十分狙って行けます。
主に地上にいる相手に小ジャンプから先端付近を当てたり、ファルコの空中ジャンプ性能を活かして空中で油断している相手におもむろにぶっ放していく使い方がおすすめです。
復帰阻止としても当てる事さえ出来ればとても強力ですが、強く吹っ飛ばすためには1点を当てなければいけないため難しい。苦しい状況でワンチャンス掴みたい時や、どうしても勝ちたい試合の時のみ狙って行くようにしましょう。
上空中攻撃(リバースオーバーヘッド)
上空の敵を蹴り飛ばす。コンボの繋ぎとして主に用いられる技で、上強攻撃や上投げで上空に打ち上げて上空中攻撃、相手のダメージ次第ですがそこからさらに前or後ろ空中攻撃などに繋がったりします。
また、ファルコの高いジャンプ力を活かして、高い位置の敵に対する追撃手段としてもかなり優秀。ガノンドロフなどでは到底届かないところでも、ファルコであれば余裕で蹴りが届いてしまいますので、届かないだろうと高を括っている相手にお仕置きの一手を喰らわせてやりましょう。
下空中攻撃(メテオスクリュー)
空中の相手に当てれば、下へと強く吹き飛ばす事が可能なメテオ技。主に崖下から復帰をしてくる相手に対し、メテオスクリューを合わせて行きましょう。
地上にいる相手に当てた場合、ドクターマリオの下空中攻撃のように硬直を伴いながら吹っ飛ぶことはありません。ですが、それでも%次第では上空中攻撃などで火力を稼ぐ事が可能ですので、メテオスクリューがヒットしたらジャンプをして追撃に行く準備をしておきます。
ただ、空中からの差し込みとしては通常&前空中攻撃の方が優れているため、下空中攻撃は地上の立ち回りではあまり出番はありません。
各種投げ攻撃
前投げ(スマッシュエルボー)
崖に追い出したい時にはスマッシュエルボーを狙って行きます。投げた後は空中前攻撃で追撃に行きましょう。
後投げ(クローズレンジブラスターH)
投げた後ブラスターで追い打ちをかける後投げ。こちらは崖を背負っている時に使いましょう。
上投げ(クローズレンジブラスターV)
相手を上方向に投げ飛ばす。低~高%のあらゆる%でコンボを繋げて行けるため、ファルコが相手を掴んだら基本的にはこのクローズレンジブラスターVを使います。
0%付近であれば上投げ→通常空中攻撃→上空中攻撃で30%近く稼ぐ事が出来るため、試合の序盤からペースを握りやすくなります。コンボが確定しない%帯でも、空中上攻撃のプレッシャーを相手に掛ける事が出来るため、積極的に投げて行って損はない投げ技です。
下投げ(クローズレンジブラスターダウン)
コンボはあるものの、基本は上投げの方がコンボで稼げる%が多いです。低%付近では下投げ→ダッシュ攻撃のコンボに繋げる事が出来ます。まだファルコの操作に慣れていないようであれば、まずはこちらの簡単なコンボから試してみましょう。
各種必殺技
通常必殺技(ブラスター)
フォックスとは違い連射力はありませんが、ダメージ硬直のあるブラスターを放つ事が出来ます。地上や空中にいる相手に対するけん制となり、相手にシールドを貼らせる、ジャンプをさせるなどを強要出来ます。
相手が距離を取ってくる戦法をしてくるのであれば、ファルコ側はブラスターで対抗して行きましょう。ただし、後隙はけっこう長いため近くにいる相手に打つのは避けておくのが無難です。
横必殺技(ファルコビジョン)
高速で横方向に瞬間移動をする。その際、相手に触れれば相手を巻き込み上に打ち上げる事が出来ます。ダメージ次第ですが、横必殺技で轢いたあとに上空中攻撃などのコンボが確定で入るため、ヒット確認が出来たら確実にリターンを取って行きましょう。
また、ライン回復手段としても優秀。適度にファルコビジョンを使って、ステージ中央付近に戻って行く戦い方もして行くのがおすすめです。
上必殺技(ファイアバード)
炎をまとった1秒後ぐらいにスティック入力した方向へ飛んでいく。崖外に追い出されたら、正しい方向にファイアバードを打ち、最短ルートで崖を掴める練習をしておきましょう。
炎の持続ダメージ、飛んでいる際のダメージの全段がヒットすれば恐ろしいダメージ量になりますが、残念ながら狙って相手に当てるのはかなり難しいので、地上の立ち回りとして使う事はほとんどありません。
下必殺技(リフレクター)
リフレクターを蹴り飛ばして相手の飛び道具を反射する。蹴られたリフレクターは直接相手に当てる事も可能。蹴っている分リーチが長く、ある程度離れているところから飛び道具を打たれたとしても、相手のシールドが間に合わない内に反射出来るのがファルコのリフレクターの強い部分。
ダックハントやパックマンなど、面倒くさい飛び道具持ちのファイターに対しては、リフレクターを連打しているだけでも相当なプレッシャーになります。