スマブラSPのルカリオの立ち回りやコンボについて解説をして行きます。
スマブラSPのルカリオの評価は?
通常、スマブラSPには自分のダメージが高くなるにつれて技の威力が上がる特徴があるゲームですが、ルカリオの場合ですとその特徴+波導補正がかかるため、ルカリオ側のダメージが高ければ高いほどとんでもない威力を叩き出す事が可能です。
ダメージを100%程度負った状態でストック有利になれば、補正+コンボだけで30~40%を稼ぎ出す事も。噛み合えば1ストックも落とされる事なく勝ちをもぎ取る事が出来るなど、流れに乗った時のルカリオほど楽しいファイターはいないでしょう。
ただし、試合序盤やストックを落とされて0%になってしまったルカリオは、与えられるダメージは一般的なファイター以下。こうなってしまうと相手を撃墜するためにはより多くのダメージが必要になるため、いかにルカリオ側が撃墜されないようにしぶとく立ち回っていくかが勝利へのカギとなります。
どんな不利な状況からでも一発逆転を狙って行きたい、そんなプレーをしたい方にルカリオは向いていると言えるでしょう。
弱攻撃~各種強攻撃
弱攻撃(はらい→つき→けりあげ)
連続で3回攻撃出来る弱攻撃でリーチや威力が平均的。ルカリオは近距離で相手と密着している時には、弱攻撃よりも他に優秀な技が揃っているため、この弱攻撃はあまり立ち回りで活きてくる事は少ないでしょう。
1段目、2段目、3段目全てが後隙がやや長めなので、出来る事なら封印をしておきたいところ。
横強攻撃(しょうだ)
真横に手を突き出して波導で攻撃をする。弱攻撃よりも回転率&リーチともに優秀であるため、近距離で暴れたい時にはこちらの横強攻撃を使っていくと良いでしょう。
基本的には密着している相手に狙うというより、先端の波導部分を押し付けて行くのがおすすめな使い方。後隙も少ないので、上手く間合いを管理しておけば反撃を貰う可能性も少なくなります。
上強攻撃(せんかいしゅう)
ルカリオを中心として弧を描くかのように蹴りを入れる技。ドンキーコングの上強攻撃などでは、前方から弧を描きながら攻撃して行きますが、ルカリオの場合は後ろ側から前側へ攻撃する特徴があります。
対空として使っていくよりかは、近距離で暴れたい時にぶっ放していくのがメインとなります。後隙も少なくある程度連発出来るため、上強攻撃で浮かした後は上空中攻撃などでコンボに繋げて火力を稼いでいきましょう。
少しでもコンボに繋げやすくするのであれば、判定の終わり部分である前側で当てるのがコツ。
下強攻撃(あしばらい)
相手の足元に高速であしばらいを入れて行く。発生が早く後隙も少ないため、各種強攻撃同様に近距離での暴れとして立ち回りに組み込んでいきやすいです。ダッシュやステップなどで相手と重なった時などに、相手よりも先に技を出して展開を作って行けると良いですね。
ヒット後は斜め前へと浮くため、確認が出来たら前空中攻撃などにコンボとして繋いでいきましょう。先端だと距離が離れて繋がらない場合もあるため、密着状態から当てに行くのがコツです。ただ、コンボ狙いで連発をしていると、相手に掴まれて逆にリターンを貰ってしまうため注意。
ダッシュ攻撃~各種スマッシュ攻撃
ダッシュ攻撃(とびげり)
前方に大きく踏み込みながら蹴りを入れる攻撃。発生が早くリーチがそれなりに長いので、地上での差し合いとして使っていくのが良いでしょう。ルカリオはステップの性能が良いので、小刻みにステップを刻みながらダッシュ攻撃を当てる隙を伺っていきます。
相手が技を空振りしたり、回避で逃げた先などに刺せるようになればgood。例えシールドを貼られてしまったとしても、密着状態で当てれば相手の後ろ側に回り込む事が出来るので、狙いに行く時は相手の近くで出すようにして行くとリスクは少なめ。
横スマッシュ攻撃(はどうげき)
横方向に波導を放って攻撃をする。若干発生が遅いため、狙いに行くよりは相手の動きに嚙合わせるようにイメージしながら打っていくと当たりやすくなります。
基本的には相手がダッシュをしたり、空中から攻め込んで来たら当たるような位置ではどうげきを置きに行きます。後ろにステップしながら打つのが割と安定行動。根元で捉えた時の方が強いですが、波導補正が乗っているルカリオであれば、先端部分を当てても十分吹っ飛ばせる能力はあります。
ルカリオのダメージが高く、横スマッシュが当たれば撃墜出来る場面ではガンガン狙ってみると相手にプレッシャーを与えられます。
上スマッシュ攻撃(はどうしょう)
対空としてなかなか性能が良く、ダメージが100%近くの相手に対して着地狩りとして使っていくのが基本的な上スマッシュ攻撃の使い方。ほぼ、1点で当てる必要があるため当てるのは若干難しめですが、こちらも波導補正が乗っていれば余裕で撃墜が狙えるため、しっかり着地点を読んでぶっ放していきたいところ。
また、これは難易度はやや高めですが、空中から波導弾の溜め状態で相手に重なるように降り、溜めをシールドでキャンセルしてから上スマッシュ攻撃を狙いに行く使い方もあります。慣れないとなかなか狙えないため、まずはルカリオの立ち回りを覚えてから習得して行きましょう。
下スマッシュ攻撃(はどうさい)
前後同時に攻撃判定が出るため、相手のその場回避or回り込み回避を見てから確実に狩れるのがルカリオの下スマッシュ攻撃の強いところ。
主にダメージが高い相手を崖際などに追い詰めた時などに、撃墜の手段として使っていきましょう。焦ると回避をする癖がある場合は、冷静に狩れるようになれると勝率は上がって行くはず。
各種空中攻撃
通常空中攻撃(せんくうけん)
空中でルカリオが回転をして波導を当てに行く技。発生が早い事はさることながら、注目すべきは着地隙の少なさ。シールドをされていても反撃が取り辛いため、地上で読み合いを仕掛けてくる事が多い相手に積極的に狙いに行きたいところ。
小ジャンプから繰り出していき、急降下を入れながら次の行動に移って行きましょう。ヒットの確認が出来たら横強攻撃や掴みなどに繋いでいき、ダメージをガツガツ稼いでいくのがおすすめです。
前空中攻撃(くうしゅうきゃく)
空中で下から蹴り上げるように攻撃をして行く。ルカリオの技の中でもトップクラスに回転率が高く、空中でブンブン振り回していく事が出来ます。主に地上や空中で読み合ってくる相手に対して差し込みのイメージで使っていくのが一般的な使い方。
技を外してもすぐ次の行動が出来ますので、ヒットが確認出来たらもう一度前空中攻撃に繋げてみるのも良いですし、反撃を貰いそうな予感がしたら回避で逃げてみたりなどをして行くのも良いですね。はどうだんと同じく、ルカリオの立ち回りの軸になり得る技なので、上手く当てにいける練習をしておく事。
後ろ空中攻撃(ひねりつき)
後ろ方向に突きを繰り出す。発生は若干遅めではありますが、威力は前空中攻撃の何倍も強いため、こちらはダメージが溜まった相手への撃墜手段として使っていきます。はどうだんや前空中攻撃などを使って徐々に相手のラインを奪っていき、逃げ場を失わせたところに噛み合わせて打ちに行くイメージです。
地上にいる相手に小ジャンプから降りながら打ってみたり、シールドが削れてきているようであればジャンプ読みで大ジャンプから登りで狙いに行ったりなど。割とルカリオの主力撃墜技になりますので、相手の位置を把握して読みを通していきましょう。
上空中攻撃(ちょくじょうしゅう)
相手を真上へ蹴り飛ばす。ルカリオは空中での横移動の性能がかなり良いので、相手の不意を突いて狙って行きやすいのが特徴です。
真下に潜り込めば狙いに行きやすいですが、その分相手にも上空中攻撃を警戒されてしまいます。あえて真下ではなく斜め下から仕掛けに行き、2段ジャンプで慣性を付けながら上空中攻撃を狙いに行くと、相手が油断していれば刺さる事が多いので、このような打ち方をして行く事も頭に入れておくと良いでしょう。
高い位置で捉えられれば早期撃墜も狙えるため、ダッシュ攻撃などで浮かせられたら狙うチャンスを見つけて行きます。
下空中攻撃(れんとうきゃく)
真下に2連続で踏みつける。技が発生する瞬間に一瞬だけ浮遊するような性質があるため、ルカリオが浮かされた時の着地狩り拒否の択としても使っていく事が出来ます。
れんとうきゃくの使いどころとしましては、相手がダッシュから仕掛けてくる事が多い時などに、ダッシュを読んで小ジャンプから置いておくなど。ベクトルは低めなので崖際で当てられれば追撃のチャンス。はどうだんや前空中攻撃などで横方向に撃墜して行きましょう。
各種投げ攻撃
前投げ(たんだ)
素早く前方向へ投げ飛ばす。発生が早いので、掴んだ瞬間に投げれば相手がずらしを失敗しているとかなり低く飛び、場合によっては撃墜も狙えます。崖際などでは掴み打撃を与えず、即投げを狙って行くのもおすすめ。
後ろ投げ(たいおとし)
崖を背負わされてしまったら、後投げをして不利状況を打開して行きましょう。ベクトルが低くルカリオのダメージが溜まっていれ、補正が乗り撃墜も狙えます。
上投げ(おしあげ)
ルカリオが序盤で相手を掴んだら、基本的にはこの上投げをして行きましょう。上投げ→前or上空中攻撃などがコンボとして繋がるため、火力を稼ぎやすいです。
下投げ(たたきつけ)
こちらも序盤であれば前空中攻撃などに繋がりますが、ずらしなどを考えると若干安定はし辛いです。上投げのワンパターン相殺を温存したい時などは、下投げを使っていくと良いでしょう。
各種必殺技
通常必殺技(はどうだん)
はどうだんを溜めれば溜める程、威力や速度、飛距離が伸びて行きます。溜めている最中にはシールドが出来る他、スティック入力をすれば横方向に回避する事も可能です。
ルカリオの立ち回りの軸となる技の1つで、相手と距離が離れているようであればはどうだんを溜めておくと良いでしょう。最大まで溜めて相手が近づいたところを狙って当てに行くのも良いですし、こまめに溜めながら精神的にプレッシャーをかけに行くのも有効な使い方。
地上や空中からぶっ放していき、相手の立ち回りを制限するような使い方をして行きましょう。
横必殺技(はっけい)
相手と密着している状態で打てば掴んで投げ飛ばし、それ以外であれば横スマッシュ攻撃のように波導を飛ばして攻撃をします。ルカリオの自傷ダメージが大きいほど強力になるため、お互いにある程度%が溜まっていれば掴みのはっけいから撃墜も狙って行けます。
常に動き回っているような相手にははっけい掴みを狙うのは難しいですが、守りに入ってシールドを固め始めるような相手には有効です。また、波導部分は小回りの利く飛び道具のような使い方も出来るため、相手と少し距離が離れているようであれば、けん制としてはっけいを見せに行くのも効果的な使い方となります。
上必殺技(しんそく)
しんそくを入力後、スティックを行きたい方向に倒せばそちらの方向へ飛んでいく事が出来ます。技の出初めには攻撃判定はありませんが、移動の終わり際であれば相手にぶつかればダメージを与える事が可能です。
復帰として使う場合には、直接崖を掴まる表択を通していく他、相手が復帰阻止に来そうな雰囲気を漂わせているようであれば、あえて直接崖を掴まずにステージ上へと戻る復帰方法もあります。ギリギリまで状況を見て、どちらの復帰ルートを選ぶかを判断して行くと良いでしょう。
下必殺技(かげぶんしん)
カウンター技。構えている間に攻撃を受けると、素早くかげぶんしんをして相手に反撃を与えに行きます。カウンター技ですので、読みが上手く通ればリターンは大きいですが、読み負けてしまうと相手の重たいスマッシュホールドを貰ってしまう可能性もあります。
基本的には立ち回りに取り入れない方が良いですが、相手が大技を振り回す癖があったり一発逆転を狙いたい試合の時などは、かげぶんしんでワンチャンス賭けてみるのもアリと言えばアリ。