スマブラSPのマルスの立ち回りやコンボについて解説をして行きます。
スマブラSPのマルスの評価は?
マルスの特徴と言えば、やはり剣先の破壊力でしょう。剣の中央~根元の威力は悲しいほどに弱いのですが、剣先で相手を捉えた時のダメージや吹っ飛ばしは重量級をもしのぐほど。特に横スマッシュを先端で当ててしまえば、ファイターにもよりますが崖付近で50%からでも撃墜が狙えてしまいます。
スマブラは相手の攻撃を貰わないようにし、こちらが一方的に殴り続ければ続ける程有利なゲームですが、マルスはこの特徴をさらに活かして戦う事が出来るファイター。きちんと間合いを管理して、出来る限り振る技全てを先端で捉える意識で立ち回って行きましょう。
ただ逆を言えば、先端で攻撃を当てられなければ、ダメージも溜まりにくくなかなか相手も撃墜する事が出来ないなど、マルスの強みを活かした戦い方が出来ないまま相手にやられてしまう事もしばしば。まだ剣先を意識した立ち回りが出来ないのであれば、剣のどの部分を当てても一定の威力を誇る、ダッシュファイターのルキナから始めてみるのも良いかもしれません。
間合い管理を活かした立ち回りが得意な方にマルスは向いています。
このページはマルスの全技の解説となっています。より具体的なコンボや立ち回りを知りたい方は以下のページもご覧ください。
VIPマッチでのマルスの対戦動画となります。マルスの立ち回りに悩んでいる方に何かヒントになる部分があれば幸いです。
弱攻撃~各種強攻撃
弱攻撃(スラッシュ→コンビネーションスラッシュ)
リーチが長いため、相手の一般的なリーチのファイターと弱攻撃のぶつけ合いになった時などに滅法強い。掴みを出すタイミングがずれた相手に刺さりやすくなるため、Aボタンを連打するよりも、少しタイミングを遅くして攻撃を打ってみるのもおすすめです。
近距離の暴れは横必殺技のマーベラスコンビネーションがとても強いですが、時には後隙の短めなスラッシュを見せて相手のペースを乱していきましょう。
横強攻撃(ハードエッジ)
弱攻撃よりもさらに判定が伸び、さらに空中にいる相手にも刺さるので、地上の置き技としてなかなかな使いやすさを誇る。小ジャンプから空中技を仕掛けてくる事が多い相手に対し、攻撃のリーチ外からハードエッジを振り抜いていきましょう。
先端付近を当てればダメージ&吹っ飛ばしもかなりのものに。マルスの歩行速度の性能を活かして、前後に歩きながら間合い管理をしていく使い方をして行くと当てやすいかと思います。
上強攻撃(アンチエアスラッシュ)
対空性能に非常に優れた上強攻撃は、空中から降りてくる相手に滅法強い攻撃技です。ダッシュやステップなどを踏みながら、浮かせた相手の真下を取ってアンチエアスラッシュを狙って行きましょう。上手く噛み合えば一生相手を浮かし続けられるので、その一連の流れだけで50~60%を稼ぐ事だって出来ちゃいます。
ドンキーコングのように浮かされたら弱いキャラクターは、ここが火力の稼ぎ時になります。また、地上の前後の敵にも攻撃範囲が及ぶため、強引に当てて浮かしに行くのも戦法の1つになります。
下強攻撃(ロースラスト)
地上で出す事を考えると、リーチでは横強攻撃に負け、使い勝手の良さでは横必殺技に負けてしまう。そのため、積極的に下強攻撃のロースラストはマルスの立ち回りでは使わない方が良いでしょう。下強攻撃が真価を発揮するのは主に崖際。崖に掴まろうと2段ジャンプや上必殺技をしてきた相手に対して、ロースラストを置いてプレッシャーをかけて行きましょう。
復帰時に頭が出た相手には刺さるため、ローリスクでリターンを求めるのであれば、崖際での下強攻撃連打を。
ダッシュ攻撃~各種スマッシュ攻撃
ダッシュ攻撃(レイドチョップ)
マルスの技全体の中では発生がかなり遅く、かつ長めの後隙があります。それでいて先端に当てたとしてもアイクやロイと比べると吹っ飛ばす力も大した事はないので、立ち回りの中に組み込まない方が良いでしょう。
ダッシュ攻撃を狙うくらいであれば、横必殺技の方が使い勝手が良いです。狙うとするならば崖付近に着地をしようとしている相手に対して。
横スマッシュ攻撃(ドラゴンキラー)
先端で捉えた時の吹っ飛びはすさまじく、例え重量級であったとしても未ホールドですら100%未満で軽々と撃墜をしてしまう。上から振りかぶるため、小ジャンプしてきた相手にも嚙合わせる事が可能です。歩きやステップで位置調整をしたり、空中前攻撃を匂わせて透かし着地をするなどして上手く当てていきたいところ。
ただし、技の後隙は長く、回り込み回避などで避けられてしまうと反撃は免れないので、連発をするのではなくここ1番の場面で撃墜択として使っていきましょう。
上スマッシュ攻撃(ジャスティスソード)
こちらのジャスティスソードも先端部分を当てた時の吹っ飛ばしは非常に優秀。戦場化ステージでは台の下で待ち構えていれば当たる機会は多いものの、終点化ステージ上で先端を狙って当てるのはかなり難しめ。相手の着地点を読み、かつドンピシャのタイミングで上スマッシュを当てに行く必要があります。
もちろん、先端だけでなく地上から当てた場合でもある程度ダメージさえ溜まっていれば、ここからでも上方向への撃墜は全然狙って行けます。相手のダッシュに嚙合わせるようにダッシュからぶっ放す、崖上がりを読むなどして狙って行きましょう。
下スマッシュ攻撃(ワールウインド)
マルスの前方を攻撃した後、後ろにいる相手にも剣で斬りつける。後ろにいる相手に当てた時のダメージの方が遥かに大きいのが特徴なので、地上の立ち回りで狙うのであれば相手に対して後ろを向き、かつステップを踏んだら当たる位置で打つなど、先端を当てる意識が大切。
先端でヒットさえしてしまえば桁違いの威力であるため、崖際周辺ではお願い行動としてぶっ放しに行っても良い。ただ、マルスは回避狩りとして通常空中攻撃で様子見など、他の技が優秀であるため、わざわざ下スマッシュ攻撃を選ぶ必要があるかと言えば微妙なところ。
各種空中攻撃
通常空中攻撃(ダブルスラッシュ)
空中で剣を2回振り回して攻撃する。一応前後どちらにいる相手にも当てる事が出来るものの、若干前側の方に低く傾いているため、狙いやすい前側を主に狙って行きます。持続力も長く剣のリーチも長いため、主に地上にいる相手に対するけん制としての使い方がおすすめ。
マルス側から突っ込んで行くというよりかは、先端部分を意識して置いておくイメージで狙って行った方が強いです。仮にシールドを貼られていたとしても、きちんと間合いさえ保てていれば反撃は貰いづらいため、地上の立ち回りとしてガンガン使っていきましょう。
前空中攻撃(フラッグカット)
こちらのフラッグカットも通常空中攻撃同様、置きとして使っていくのが非常に強力。小or大ジャンプを駆使しながら、相手に対して先端を押し付ける意識で強気に狙って行きましょう。
小ジャンプから最速入力でフラッグカットが出せれば、地上に着地する事なく2段ジャンプで逃げる事が可能です。相手に反撃を貰わないためにも、最速で技が出せるようにトレーニングモードで練習しておく事が大切。
後ろ空中攻撃(アッパースイング)
フラッグカットが上から振り下ろす技であれば、アッパースイングは技名通り下から剣をすくい上げる。下からの発生であるため、大ジャンプから登りながら剣を振るようにすると相手に当たりやすい。地上で守りを固める事が多い相手に対して打ち逃げを意識する感じで狙ってみましょう。
空中前攻撃よりも吹っ飛び力が強いため、場外に追い出した時の追撃は基本はアッパースイングを。上手く当てれば早期撃墜も狙って行けます。また、通常は空中後ろ攻撃を出してもファイターの身体の向きは変わりませんが、マルスの空中後ろ攻撃は攻撃が終わると前を向くという仕様があります。
上空中攻撃(ルナスラッシュ)
空中で半円を描くように剣を振る攻撃。剣には無敵判定があり相手のリーチ外であれば一方的に殴り勝てるため、下方向への判定が薄いマリオのようなキャラクター相手には強気にルナスラッシュを振って追撃に行きましょう。上手く噛み合わす事が出来れば、相手の着地を許さず一生マルスのターンが続く場合もあります。浮かせた状況はマルス側はとても強いので、ここできちんとダメージを稼いでリターンを取る事。
また、地上の相手に当てて、そこから空中上攻撃へと繋げるコンボもあります。反撃を取られ辛くするために、相手の後ろに着地するイメージで地上スレスレで空中上攻撃を狙ってみましょう。
下空中攻撃(ハーフムーン)
マルスの真下にいる相手に上手く当てる事が出来れば、メテオとして下に飛ばせます。ただ、一点で当てなければならないため、ロボットの空中下攻撃と比べるとかなり難しいのが欠点です。
何度も復帰阻止として空中下攻撃を狙いに行き、メテオとなるタイミングをきちんと身体に覚えさせていきましょう。
各種投げ攻撃
前投げ(エルボーバット)
初期の吹っ飛びが強いため、0%であっても空中前攻撃などに繋げる事が出来ません。主に相手を崖外に出したい時に使っていきます。
後投げ(レッグフッカー)
相手を崖外に追い出したい時にはレッグフッカーを使う。ベクトルが低いので、投げた後は後ろ空中攻撃などで仕留めるつもりで狙いましょう。
上投げ(キャスティング)
マルスの投げでは与えるダメージ1番が高い。投げても特にはコンボに繋がりませんが、空中上攻撃がちらつくと、相手は2段ジャンプをするか回避をするかなどの読み合いが生じます。
一応投げバーストも狙えますので、相手のダメージが高ければ上に投げて撃墜をして行きます。
下投げ(グラブドロップ)
マルスが掴んだら基本的には下投げをして行きましょう。コンボに繋がる投げで、下投げ→後ろor上空中攻撃などが入ります。浮かせたらマルスは強いので、シールドを固める事が多い相手には掴みから起点を作って行きます。
マルスの投げ自体はダメージも弱いですが、こうしたコンボを決めて行けると火力を稼げますので、トレーニングモードでしっかりと練習を。
各種必殺技
通常必殺技(シールドブレイカー)
真っすぐに剣を突き刺す。溜めれば溜める程威力が高くなる技ですが、この技の真骨頂は技名通り相手のシールドを壊しやすい特徴にあります。仮に技をガードされたとしても、ある程度溜めさえすれば一撃でシールドが破壊されてしまうため、相手としてはかなりのプレッシャーを感じます。
シールドを破壊した後は、横スマッシュフルホールド先端当て、シールドブレイカー先端当てを狙って行きましょう。
主に崖際に追い詰めた時などに狙うのがおすすめ。相手視点で見れば、「空中に浮いたマルスはシールドブレイカーを打ってくる」意識が生まれますので、上空中攻撃や横必殺技などの暴れが通りやすくなります。
地上で守りを固める相手、そうでない相手でも立ち回りでかなり機能しますので、隙を見てシールドブレイカーの先端を狙って行きましょう。
横必殺技(マーベラスコンビネーション)
横方向に最大4回連続攻撃が出来ます。1段目以降はスティックを上下に倒せば、その方向に攻撃をします。技の後隙が若干気になるところではありますが、マルス側が好きなタイミングで技を出し切るか途中で止めるかを決められますので、シールドされていてもよほど相手が慣れていない限りは反撃を取られにくいです。
地上でステップを踏む事が多い相手に対し、ガンダッシュから仕掛けて立ち回りを崩しにかかりましょう。火力を稼ぎたいのであれば、最終段は下入力で。全段ヒットすれば一度で20%以上稼ぐ事が可能です。
上必殺技(ドルフィンスラッシュ)
発生・移動距離ともに早いため、相手視点で見れば復帰を狩るのが非常に難しい。そのため、相手が復帰阻止に来た際に、技を喰らいそうなタイミングでドルフィンスラッシュで復帰をしてみましょう。
上手くいけばマルス側のドルフィンスラッシュが刺さり、相手を崖でバウンドさせる崖メテオで撃墜も狙えます。状況によっては崖を直接掴まず、上から崖を掴むようなドルフィンスラッシュの打ち方も頭に入れておきます。
暴れ性能も非常に良いので、戦場化ステージなどの台があるステージでは、逃げや誤魔化しの手段としてドルフィンスラッシュを打ってみるのも1つの戦法になります。
下必殺技(カウンター)
相手の攻撃を跳ね返すカウンター技。ドンピシャのタイミングで合わせられればリターンは美味しいですが、カウンターの無敵が切れた後隙がかなり大きいため、多用し過ぎは命取りになる事も。
相手がスマッシュ攻撃を溜めている、こちらの%が低く、相手の%が高い時になどを中心に狙って行きましょう。